てんにんにょうぼう
『天人女房(絵姿女房型)』

― 秋田県 ―
語り 井上 瑤
再話 今村 泰子
整理・加筆 六渡 邦昭
提供 フジパン株式会社

 昔(むかし)、あったずもな(あったとさ)。
 あるどこに、若(わぎ)ぁ兄(あに)いであったどセェ。
 良ぐ稼(かせ)ぐ人の良(え)ぇ兄で、山さ行(え)って、木ィ切っては、それを町さ持って行って、帰りに米買って来だど。
 あるどき、兄、木切って町さ出すどで、船場(ふなば)さ渡ったば、向いがらきれいな姉(あね)コ来たわけだ。兄、誰(だ)れだべど思って見ていだら、姉コ、
 「兄、お前(めえ)の家どこにある。おら今日疲れで、どこさも歩がれねぇがら、お前の家で休ませでげれ」
 ど、言っだ。兄、

 「おらの家だば、ぶっこわれだ家で汚(きた)ねぇども、それで良がったば泊ってけれ。あそこの一軒家だ」
 ど、教えてやったど。
 兄、晩げになって、米買って家さ帰ってみたきゃ、家の中掃除して、晩げの飯(まま)用意してたど。
 「本当に来てだがぁ。今戻って来た」
 ど、言ったば、
 「兄、足洗って飯食ってけれ」
 ど、言ったど。
 兄、たえした喜んで、飯食って寝たど。

 次の朝間(あさま)、起きたば、飯の仕度してあったど。兄、まんず良えもんだと思って、姉コの顔(つら)コばり(ばかり)見て、山さ行がねぇのだど。したば、姉コ、
 「兄、兄、おらの顔コばり(ばかり)見でだって、仕方(すかた)ねぇべ。山さ行った方(ほ)が良え」
 ど、言って、山さ行かせるども、直(す)ぐ帰(きゃ)えってきて、仕事にならねふ(よう)だ。姉コ、困ってしまっで、

天人女房(絵姿女房型)挿絵:かわさき えり
 「おらの顔、絵にかいでやるがら、それ見て仕事してけれ」
 どて、絵かいてやったど。
 したきゃ、兄、それ持って山さ行って、桑の木さ結(ゆ)わえでだども、一畝(ひとうね)掘ったばドンと鍬(くわ)投げて、絵紙見て、ニッコリ笑い、また一畝掘ったばドンと鍬投げて、絵紙見てニッコリ笑ってらっきゃ、ゴーッと強い風吹いて来て、絵紙、ヒラヒラ飛んで行ってしもだど。

 兄、絵紙飛んで行くの、どうにもならねぐて、家さ帰(け)えって来たわけだ。して、
 「お前ンごと画(か)いた絵紙、風で吹っ飛んでしまっだ。また、画いてもらわねぇばならねぇ」
 ど、言ったば。
 「兄、それだば困ったごどしたナ。誰れがの所さ落ちて、おら、見つけられて連れて行かれるごどになったば大変だ」
 ど、言ったど。したば、
 「そんな事なのねぇ、大丈夫(でじょうぶ)だ」
 ど、言っていだっきゃ、次の日、肝煎(きもいり)から使いが来て、兄のごど迎えに来だど。
 兄、悪事(わりごど)でねば良いがど思って行ったば、肝煎、大した威張(えば)って、
 「お前どごさ、外から嫁コ来てるずねぇか(いるというではないか)。兄さ、やってもらいてぇ事ある。それ出来ねえば、お前の嫁コ、おれ貰ってしまうぞ。ええがぁ。まんず、灰縄千尋(あぐなわせんひろ)持って来てくれ」
 ど、言ったど。

天人女房(絵姿女房型)挿絵:かわさき えり
 兄、家さ帰えって嫁コにその話しだば、嫁コ、
 「堅目の縄どご千尋ない、塩水に漬けて、干してから巻いて、それ燃やせば灰縄出来るが」
 ど、言ったきゃ、兄、教えられだ通りして灰縄作ったど。して、それ持って行ったば、皆感心したど。兄、嫁とられるのを御免して貰って家さ戻ってきたわけだ。

 四、五日ばりしたば、また、肝煎から使いが来て、今度(こんだぁ)、

 打たん鼓(つづみ)の鳴る鼓
 ひょうふくでんの袖(そで)まくり
 どご作って来い、て言ったど。
 兄、仕方ねぐ、また、家さ帰って嫁コさしゃべったば、嫁コ、大っき紙出して、
 「なんも大した事でねえ。お前、山さ行って蜂の巣のなるべく大(で)っかいの探してこい。して、蜂の巣さ、この紙コぴったり貼って、包んでこい」
 ど、言ったば、兄、山さ行って、蜂の巣見つけで、ぶっこわさねえようにして、持って来たわけだ。
 したば、嫁コ、
 「それが、打たん鼓の鳴る鼓だ。ひょうふくでんの袖まくり、ど言ったば、この紙はいでしまえ」
 ど、教(おせ)えたど。
 兄、肝煎のどごさ行ったきゃ、蜂、表さ出たくてブンブンブンど騒いでいたど。兄、
 「肝煎さん、これ、打たん鼓の鳴る鼓だ」

 ど、言ったら、肝煎、
 「ほほぉ、して、ひょうふくでんの袖まくりなば、どごだ」
 ど、言った。兄、
 「そおれ、これだあ」
 ど、紙、取ったきゃ、肝煎、頭(あたま)がら顔がら手がら、ブゥンブゥンブゥンど、蜂に刺されだど。肝煎、
 「おおい、兄、兄、止めでけれ、止めでけれ」
 ど、騒いだども、兄、口笛ヒョウヒョウヒョウど吹いで、家さ帰えって来て、
 「なんと嫁、おら気持良がった」
 ど、言ったど。
 嫁コ、
 「また、なんとかど言って来ねば良えどもナ、兄」
 ど、言っていだっきゃ、四、五日ばりしだば、また、肝煎の使い来だど。
 兄、行ったば、肝煎、
 「おい、兄、なんでも、極楽さ『かりょうびんが』と言うてナ、大した声の良え鳥、居るどいうな。おれ、それ見てぇど思うがら、持って来え」
 ど、言ったど。

 兄、嫁コさしゃべったきゃ、嫁コ、鳥籠(とりかご)持って表さ出はって、口の中で何かブツブツ言ってたきゃ、バタバタど、きれいだ鳥コ飛んで来て、鳥籠の中さ入っだど。
 兄、それ持って肝煎さ見せに行ったわけだ。したきゃ、肝煎、
 「五畳六畳の座敷さ、一杯(いっぴゃ)なるもの持って来て見せれ」
 ど、言ったど。
 兄、嫁コさしゃべっだば、嫁コ、金蒔絵(きんまきえ)のきれいだ箱で、引出しの着いでるのを持って来で、
 「兄、この引出し開げてから、扇(おうぎ)出してな、扇の表でポッポッポッどあおげ。そしたら五畳六畳の座敷さ一杯になるが。肝煎が、もうええと言ったば、今度ぁ扇の裏の方で叩けば、小(ち)っちゃくなるが。して、引出しさしまってしまえ」
 ど、言ったど。
 兄、金蒔絵のきれいだ箱持って、肝煎どこさ行って、五畳六畳の座敷さ座って、箱コの引出しどご開けで、扇の表で、ポッポッポッどあおいだば、中がら蛇、出て来て、見る見る大きぐなって、皆居るどこもなくなったど。

天人女房(絵姿女房型)挿絵:かわさき えり
 肝煎、
 「もういい、しまってけれ」
 ど、叫んだど。
 兄、ざまぁ見れど思って、扇の裏の方で叩いたば、蛇、小っちゃぁぐなって、箱の中さ入ってしまっだど。
 いっくらなんでも、もう来ねぇべぇと思ってらっきゃ、また、来いって言って来だど。

 兄行ったば、肝煎、
 「兄、今度ぁ雷(かみなり)、雷てゃいつも天上(てんじょう)で鳴るもんだども、おら家(え)の根太(ねた)の下で鳴らしてけれ」
 ど、言ったど。兄、家さ帰えって嫁コに話しだば、嫁コの顔、スウッと青くなって、
 「それだば、まったく困った事になってしまったナァ。こればかりはどうにもならねぇ。お前どなば、共白髪までど思いつめでいだども、今度ぁいよいよ別れねばならねぇぐなった」
 どで、二人してオイオイど泣いでいだわけだ。
 日暮れなったきゃ、戸の口で、
 「御免してけれ」
 ど言って、入って来る者あるので、見たきゃ、またぎ(狩人)の六尺もある大男(おおおとこ)、立ってあったど。
 して、その大男、
 「なんだが悲しい様子だども、おらに出来る事なば、力になっても良えどもナァ」
 ど言ったど。兄喜んで、実は…ど、肝煎から、雷を根太の下で鳴らせ、と言われた事話しだど。
 したば、その大男、

 「なんとひでぇ事言うもんだ。ちょうど良えどこさ来た。おら、桑原左ェ門(くわばらざえもん)ど言うて、まんだらげ(毛皮のみの)着て、雷鳴らす男だ。よし、明日、鳴らしてやる。ここさ鉄の棒コあるども、これ持ってゆけ。少し振れば少し鳴るし、大っきぐ振れば大っきぐ鳴るが」
 ど、教ぇだど。

 次の日なったば、大した良え天気であったど。
 兄、鉄の棒持って、気ぃ大っきくして肝煎のどこ行ったば、肝煎、
 「兄、雷、まだがぁ」
 どて、アゴなでてニヤニヤしでるわけだ。兄、
 「まだだぁ」
と、言ったらば、そこさ、見物だどで、人いっぴゃ来て、
 「ほんとだがヤァ」
 「こんたに良え天気だものナァ」
 「雷、鳴らねぇねがぁ(ならないのではないか)」
 ど、皆してしゃべってらったど。
 昼過ぎなったば、西の空さポツッと雲出て来て、ぬれた紙さ墨落としたみたいに拡がっだ。あたりも家の中も暗い位になったど。

 兄、ちょうど良え頃合いだど思っで、鉄の棒振っだど。したら、ドドッ、ドドーッと、雷の音しできたど。
 こんだ、大っきく振っだど。したら、ピカッピカッと青い稲妻、縦に走っだど。ゴロゴロ、ピカッ、ゴロゴロゴロ、ドンドンドンっど、だんだん家の下で鳴るようになって、家の畳跳ね上る(はねあがる)わけだ。ふすまもブルブルブルっど震(ふる)え出し、とうど肝煎の家燃えでしまったど。

天人女房(絵姿女房型)挿絵:かわさき えり

 兄、いままでで一番気持良ぐて、気持良ぐて、家さ帰って、嫁コど二人して喜んだど。
 もうこれで終りだべと思ってらっきゃ、懲(こ)りもしねぇで、また、肝煎の使い来て、来い、ど言う。行ったば、肝煎、
 「兄、お前どこの嫁コだば、外がら来たもんだべ。書き付け持って来い。そうでねぇば村さ置がれねぇ」
 ど、言ったど。兄、家さ帰えって嫁コさ語ったば、嫁コ、
 「おらなば天上界(てんじょうかい)から来た者で、書付けなんの無(ね)えものナ。村さ置くがれねぇったって、今更天上界さ行く術も無ぇし、困ったナ」
 どて、嘆いだど。兄、
 「それだば産土神様(うぶすながみさま)さ、お願いするしかねぇ」
 どて、三、七、二十一日こもって、願かけしだど。

 二十一日目の夜明(よあ)け方、白いひげの神様立って、
 「兄、神馬(しんめ)貸してやるがら、それ乗って、書付貰って来え」
 ど言って、姿消えだど。
 兄、喜んで、御礼言って、鳥居の所さ言って見だば、元気いっぱいの、まるまる肥えだ白い馬居であったど。神馬ひいて家さ帰ったら、嫁コ、
 「天上界さ行ってけれ。だども天上の人、ものしゃべんねえがら、そのつもりで行ってけれ。なるべく早く帰えってけえ」
 ど言っだど。
 兄、神馬さ乗ったば、なんと、まただく間(ま)に雲の上に行って、立派な親方衆の家ある所さ着いだど。したば、立派な若(わけ)ぇ者出はって来て、手真似(てまね)で入れど言ったど。して、家の中、見せて歩(あ)りだど。
 先(まん)ず坪前(つぼまえ)見せだど。
 一番先(さ)きゃ春の坪前で、いろいろな花咲いて、いろんな鳥来てピイピイ囀(さえず)り、蝶も飛んで、全くのどかな春景色だど。

 次は夏の坪前で、ぼたん咲いている。かっこう鳥啼(な)く。木は緑。泉にはたっぷり水あり、鯉泳いでいる。
 次は秋の坪前で、草木(くさき)紅葉して、茸(きのこ)生(お)えてる。四十雀(しじゅうがら)啼いでる。尾花(おばな)そよぎ、萩の花乱れ、秋の景色そっくりだ。
 最後は冬の坪前で、雪が降って、あたり一面銀世界。南天(なんてん)や椿の赤さが目を引く。みそさざい啼いでる景色であったど。
 今度ぁ二階さ連れて行がれで飯御馳走になったど。さっきの立派な若ぇ者、ちょっと席はずしたその間に、ガチャッど音したど。
 兄、なんだべど思っで座敷ながめだば、大っき鬼、鎖さつながれていで、飯食いたくてならねぇふだ。
 「うンで辛(つら)そだぁ」
 兄、飯、ちょびっど投げてやったば、パクッと食ったど。
 「よっぽど腹空いでいだな」

天人女房(絵姿女房型)挿絵:かわさき えり
 兄、今度ぁおひつの飯やったば、大っき口空けでパックリ食ったど。
 飯食った鬼、力(ちから)みなぎって、鎖、ガチャリッど切って逃げてしまったど。

 戻ってきた若ぇ者。
 「天上界でだばモノしゃべられねぇ事になってるども、こうなったば話さねぇばなんねぐなっだ。お前のどごさ来た嫁コ、実は天上界の者で、あの鬼さ見染められ、なんとも仕様無(しゃあね)ぐで、下界さおろしてやったのだども。あの鬼、とうどう鎖切って逃げてしまった。お前の嫁コ、心配だあ」
 ど、言っだ。兄、魂消(たまげ)て、
 「それだば大変だァ」
 どて、挨拶もそこそこに神馬さ乗って、下界さ降りたど。産土神様さ礼言って神馬を返し、急いで家さ帰ったわけだ。
 だども、天上の一日は下界の一年。家の中荒れて、嫁コは居なぐなっていだど。兄、がっかりしたども、なんとか探し出さねぇばど思って、六部(ろくぶ)の姿さなって、旅さ出だど。

 あるどき、日暮れになって、野原さ出て、なんぼ歩(あ)りても泊る家も無えし、困っていだら、白髪(はくはつ)の立派な老人三人、火たいであだっているどご見つけだど。兄、
 「どうか、こごさ一晩休ませて呉(け)れ」
 ど、頼んだば、
 「粥(かゆ)もあるぞ」
 どで、大した親切にして呉たど。兄、三人の老人さ、嫁コ探して歩りてること話しだど。
 したば、老人の一人、持っていた杖くれで、
 「この杖の中さ酒入ってる。人呑めば千人力(せんにんりき)、鬼呑めば千人力弱くなるもんだ。使うときあったらば使え」
 ど、言ったど。兄、その杖受けとったば、そのとたん、老人三人が三人とも、姿かき消えてしまったど。老人三人は実は、天照大神(あまてらすおおみかみ)、春日大神(かすがのおおみかみ)、八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)の三つの神様であっだど。

 「神様、おらどご助けてける」
 どで、兄、うれしくて、元気が出てきだど。して、行くが行くが行くど、海辺さ出たど。波、寄せては返し、寄せては返しして、
 「はてぇ、これより先、どうすて渡るか」
 ど、思っていだら、沖の方がら小舟、ヒョッヒョッど来で、さも、兄乗れば良えみだいにそばさ着いたど。兄、ピョンど乗ったば、乗るが早いか、舟、ヒョーッヒョーッと走って大っき島さ着いたと。
 そこ、鬼ヶ島だっだど。
 赤鬼、青鬼、いっぴゃいるわけだ。兄、
 「おら、道に迷った六部だども、泊めて呉れ」
 ど、言ったば、鬼、
 「先ず大将さ会ってけれ」
と言うので、館(やかた)さ入ってみたば、大将どいうのは、天上界で飯食わせだ、あの鬼だっだど。
 鬼の大将、
 「見た事ある人だ。ゆっくり泊ったらいがべぇ」
 ど、言ったど。
 その晩げ、酒盛り始まっで、大した御馳走になったあと、兄、

 「おら、酒を持ってる」
 ど言っで、杖の中の酒ついでやったば、鬼だつ、うめぇ、うめぇ、っで何杯も呑むふだ。
 酒は、いっくらついでも無ぐならねがったど。
 とうどう、鬼だつ、酔いつぶれでしまっだど。
 兄、このどきとばかりに、館の部屋という部屋を見てまわったど。したら、奥の部屋に鬼につかめられて連れてこられた女、いっぺぇいたども、そのなかさ、嫁コ居だわけだ。嫁コ、大した喜んで、兄に、
 「なんとがして、ここ逃げ出してぇ」
 ど、言ったど。兄、どうして逃げるべいと考えていだら、嫁コ、
 「倉(くら)さ、千里(せんり)走る車と、五百里走る車あるがら、千里走る車乗って逃げるごどにするべ」
 ど言っで、千里走る車さ乗って二人で逃げ出しだど。
 逃げるどき、音立てたもんで、鬼達(おにだつ)目ぇ覚(さま)してしまっだと。して、
 「六部逃げたぁ」
 ど、怒って、五百里走る車で、追(ぼ)っかけで来たど。

 兄と嫁コ、千里走る車で逃げだども、使い慣(な)れねぇし、鬼なんぼか頑張って走ったもんだが、やがて掴(つか)められそうになってしまっだど。
 したきゃ、天から「かりょうびんが」降りて来て、
 「兄、車、前さ進め。鬼、車、後(あと)さ退(さが)れ」
 ど、舞を舞ったば、鬼の車退って、兄の車やっど岸さ着いだわけだ。
 それがら、たどりたどって家さ帰ったと。
 そのあと、肝煎からも誰からも責められねぇで、一生二人で安楽に暮らしだど。

 これきって、とっぴんぱらりのぷう。

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