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民話の部屋 ~語りを楽しむ昔話~

狐が登場する昔話(全33話)

文吾と狐(ぶんごときつね)
新しいおはなし

文吾と狐(ぶんごときつね) 【和歌山県

昔、ある村に文吾ゆうて、えらい、負けん気な男がおったそうじゃ。ある日、村の衆が文吾にこうゆうたと。「近頃(ちかごろ)、下の田んぼに悪戯(わるさ)しよる狐が出て、手がつけられん。何とかならんもんかいの」

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キツネの嫁ご(きつねのよめご)

キツネの嫁ご(きつねのよめご) 【岐阜県

むかし、あるところに一人の若者がおったと。若者は畑仕事のあいまに駄賃(だちん)働きするほどの働き者だったと。ある日、若者が駄賃働きで隣(となり)村へ…

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山伏とキツネ(やまぶしときつね)

山伏とキツネ(やまぶしときつね) 【長野県

むかし。あちこちの山を巡り歩いて修行(しゅぎょう)をするひとりの山伏(やまぶし)がおった。ある日、野原を通りかかると、道端(みちばた)で一匹のキツネ…

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狐娘と伊勢詣(きつねむすめといせもうで)

狐娘と伊勢詣(きつねむすめといせもうで) 【山形県

昔あったけド。あるどこの兄マ、妙法寺(みょうほうじ)さんのどご通て行たバ、七曲さんのどごがら、狐、チョコチョコと出で来で、松葉拾(ひろ)うて頭さチョンと乗せてで、あっちキョロ、こっちキョロ見っでモノ。

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キツネの恩返し(きつねのおんがえし)

キツネの恩返し(きつねのおんがえし) 【新潟県

むかし、あるところに、ひとりの爺(じ)さが居てあったと。爺さは、毎日山へ木をきりに行っていたと。ある日、爺さが山へ行ったら、ケン、ケーン、クーン、と苦しそうなキツネの鳴(な)き声が聴(き)こえてきた。

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化けくらべ(ばけくらべ)

化けくらべ(ばけくらべ) 【京都府

むかし、むかし、おったと。近江八幡(おおみはちまん)さんにそれはみごとに化ける狐(きつね)が。そうして近くの寺には、これもみごとに化ける狸(たぬき)が。

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髪剃り狐(かみそりぎつね)

髪剃り狐(かみそりぎつね) 【新潟県

昔、あるところの原っぱに、性悪(しょうわる)で化け上手の狐(きつね)がおったと。通る人を坊主頭にするので、村の人たちはおっかながって、誰もその原っぱを通らなくなった。不便(ふべん)でしょうがないのだと。

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福間の又兵衛さん(ふくまのまたぜえさん)

福間の又兵衛さん(ふくまのまたぜえさん) 【福岡県

とんと昔のことたい。筑前(ちくぜん)の国、今の福岡県の福間の里(ふくまのさと)に花見(はなみ)という街道(かいどう)が一本通っておって、その道は、いつでもおさん狐が化(ば)けて出るところじゃったげな。

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キツネとカワウソ

キツネとカワウソ 【秋田県

むかしむかし、あるところにキツネとカワウソがおった。魚とりの上手なカワウソは、いつもキツネを呼んで魚をごちそうしていたと。

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あくやのしろど

あくやのしろど 【秋田県

むかし、あるところに『あくやのしろど』ていう仲の好(え)え夫婦いてあったと。して、どっち死んでも七年間は後添(のちぞえ)貰わねことに約束したわけだ。

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三太のかかの出べそ(さんたのかかのでべそ)

三太のかかの出べそ(さんたのかかのでべそ) 【新潟県

あるところに、三太いう気のいい男がおった。三太のかかは出べそだったんだが、三太のほかには、だぁれもしらん秘密だったと。ある夜のこと、三太のかかが風呂さ入っているとこを、キツネがこっそりのぞいて見てしまったんだと。

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橋立小女郎(はしだてこじょろう)

橋立小女郎(はしだてこじょろう) 【京都府

むかし、丹後の国、今の京都府宮津の天橋立に「橋立小女郎」と呼ばれる白狐がおったと。この白狐はいつもきれいな女に化けて人間をだましていたので、こんな名前がついたのだと。

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狐の恩返し(きつねのおんがえし)

狐の恩返し(きつねのおんがえし) 【埼玉県

むかし、あるところにひとりの爺(じ)さまがおった。爺さまは畑に豆をまいた。秋になって、たくさんの豆がなった。爺さまはそれを刈(か)り取って束ね、束ねては立てかけて、畑に干しておいたと。

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猿の仲裁(さるのちゅうさい)

猿の仲裁(さるのちゅうさい) 【福岡県

むかし、むかし、あるところに太郎狐と治郎狐の兄弟狐があったと。ある日のこと、二匹が連れだって山道を歩いていたら、道端に握り飯が二個、竹の皮に包まれて落ちていた。いい匂いだと。

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狐の倉(きつねのくら)

狐の倉(きつねのくら) 【鹿児島県

むかし、あるところにひとりの男がおったと。男が荒地(あれち)を畑にしようと掘り起こしていたら、鍬(くわ)が思いっきり石を叩(たた)いた。「しもうた」…

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母狐(ははぎつね)

母狐(ははぎつね) 【宮崎県

昔、あるところに御殿医(ごてんい)がおったげな。御殿医ち言うんは、お城のお殿さんや奥方(おくがた)、ご家老(かろう)とかが病気になった時にかかる、身…

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皓台寺の和尚さまと狐(こうだいじのおしょうさまときつね)

皓台寺の和尚さまと狐(こうだいじのおしょうさまときつね) 【長崎県

むかし、長崎市(ながさきし)の立山(たてやま)あたりは、岩屋豪(いわやごう)といってお諏訪(すわ)さまの丘から続いたこんもり繁った森であったと。この…

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十伝どんと日見の狐(じゅうでんどんとひみのきつね)

十伝どんと日見の狐(じゅうでんどんとひみのきつね) 【長崎県

むかし、長崎県の山田というところに、十伝どんという男がおったと。その頃、やっぱり長崎の日見の峠に、いたずらな狐が棲んでいて、ときどき人をだましていた…

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奥方に化けた狐(おくがたにばけたきつね)

奥方に化けた狐(おくがたにばけたきつね) 【愛媛県

むかし、今の道後温泉(どうごおんせん)のそばに、湯月城(ゆづきじょう)というお城があって、河野伊予守道直(こうのいよのかみみちなお)という殿さんがお…

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山伏と狐(やまぶしときつね)

山伏と狐(やまぶしときつね) 【岡山県

昔、あるところに茅部野(かやべの)というところがあってな、そこは狐(きつね)がよう出るところで、度々人がだまされて、道を迷(まよ)うて難儀(なんぎ)…

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新米ギツネ(しんまいぎつね)

新米ギツネ(しんまいぎつね) 【岡山県

むかし、ある山ん中の峠(とうげ)にお茶屋があって、お爺(じい)さんとお婆(ばあ)さんが住んでおったそうな。峠を越(こ)す者は誰(だれ)でも、茶を飲(…

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狐の玉(きつねのたま)

狐の玉(きつねのたま) 【福井県

むかし、ある寺に、かしこい小僧がおってな、山の狐穴(きつねあな)から、狐の玉を拾(ひろ)ってきたそうな。その玉が無いと、狐は人をだませんのだと。小僧…

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狐の嫁入(きつねのよめいり)

狐の嫁入(きつねのよめいり) 【山梨県

むかし、と言っても、つい此(こ)の間(あいだ)。そうさな、五十年ほど前だったろうか。山梨の金山(かなやま)っちゅうところに、炭焼きの爺(じ)さまがお…

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偽の汽車(にせのきしゃ)

偽の汽車(にせのきしゃ) 【長野県

むかし、というても、ちょっとむかし。そう、今から六十年前のこと。長野県の篠ノ井(しののい)と塩尻を結ぶ、国鉄、篠ノ井線の話だ。空が曇り、月の見え隠れ…

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甚兵衛山のきつね(じんべえやまのきつね)

甚兵衛山のきつね(じんべえやまのきつね) 【茨城県

昔、常陸(ひたち)の国上岡(うわおか)、今の茨城県久慈郡(くじぐん)大子町(だいごまち)に甚兵衛(じんべえ)さんという年寄りのきこりが一人で住んでお…

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狐の嫁入りと爺ンちゃ(きつねのよめいりとじんちゃ)

狐の嫁入りと爺ンちゃ(きつねのよめいりとじんちゃ) 【福島県

むかし、福島県の浜通(はまどう)りにある村に、ひとりの爺(じ)ンちゃが住んであった。お正月も近くなったある日、町へ買い物へ出かけたと。その戻り道(み…

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おまん狐(おまんきつね)

おまん狐(おまんきつね) 【福島県

はァ、ちっとばか昔の話じャ。ある山奥に、まわりを峠(とうげ)に囲まれた里があってャ、稲刈りも終って、はァ、北風の吹きはじめる頃だったとョ。馬の背ェで…

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狐の宝珠とマタギ弥八(きつねのほうしゅとまたぎやはち)

狐の宝珠とマタギ弥八(きつねのほうしゅとまたぎやはち) 【山形県

トント昔(むがす)、あったけド。ある所(どこ)さ、弥八(やはち)っていう狩人(またぎ)あったド。ある時(どき)、山へ狩りへ行(え)ったけド。日ィ暮っ…

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塩っぱい爺さま(しょっぱいじいさま)

塩っぱい爺さま(しょっぱいじいさま) 【山形県

昔、あるところに爺(じ)さまがあったと。がきて、町(まち)に市(いち)が立った。爺さま買い物に出かけたと。町ではピーヒャラ、ドンドンと笛太鼓が鳴り響…

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旅人と虎と狐(たびびとととらときつね)

旅人と虎と狐(たびびとととらときつね) 【山形県

むかしあったけど。ある夏の日盛(ひざか)りに、旅人(たびびと)が道をとぼとぼ歩いて行くと、檻(おり)に入った虎(とら)がいたっけど。知らんぷりして通…

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もんじゃの吉(もんじゃのきち)

もんじゃの吉(もんじゃのきち) 【岩手県

昔、あったと。もんじゃ(茂沢)の吉は長者どのの家で嫁こを探しているということを聞いた。野っ原の方に歩いて行くと、狐が化けくらべをしているのに出会った…

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一軒家の婆(いっけんやのばあ)

一軒家の婆(いっけんやのばあ) 【青森県

むかし、ある村に重兵衛という若者がおったと。ある冬の朝、重兵衛は用事があって、隣りの町へ出かけたと。川っぺりの道を、いくがいくがいくと、行く手の崖(…

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魚を盗んだキツネ神(さかなをぬすんだきつねがみ)

魚を盗んだキツネ神(さかなをぬすんだきつねがみ) 【北海道

これは北海道日高(ひだか)地方のアイヌに伝わるお話昔、かあさんギツネが石狩の村の裏山に暮らしていた。かあさんギツネは子沢山(こだくさん)で、食べ物さ…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子