フジパントップページ > フジパンと はぐくむ > 民話の部屋 > 山口
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むかしむかしの大昔、あちこちの山やまに鬼(おに)がたくさん棲(す)んでおったと。その鬼どもが里に出て来ては、子供をとって喰ってしまうので、里の人たちはほとほと困っておったと。
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むかし、あるところにお寺があって、和尚(おしょう)さんと小僧さんが住んでおったと。
あるとき、小僧さんが修行(しゅぎょう)に出ることになったと。
小僧さんがお寺の門のところまで行ったらうしろから和尚さんが、
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昔、昔の大昔。
なんでも、人間ははじめ、夫婦(みょうと)が背中あわせにくっついて生まれてきていたそうな。
あるときのこと、大勢の人間たちが集まって、神さまに、
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今はクレジットカードの世の中ちゅうて、まんだ手にもしていない先(さき)の金(かね)を当てにして、物を買(こ)うたり、金を借りたり、そんな風だんが、金ちゅうは、手にしてはじめて使うもんじゃ。昔にこんな話がある。
むかし、むかし、大層(たいそう)日照(ひで)りの続いた年があった。蕎麦(そば)をまきたくとも、雨がひとつぶも降らない。いくら待っても日照りばかり。
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むかし、あるところにお爺(じい)さんとお婆(ばあ)さんが住んでおったそうな。
あるとき、お爺さんは、山へ木を樵(き)りに行った。日暮れになってもカキンカキン樵っておったら、山の中から、
「とっ付こうか、ひっ付こうか」
という声が聞こえてくるんだと。
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むかし、あるところに、一人の猟師(りょうし)がおったげな。
ある日、鉄砲をかついで山に出掛け、藪(やぶ)にしゃがんで獲物(えもの)が来るのを待っちょったげな。
そしたら、ミミズが一匹出て来たと。
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むかし、むかし、周防・長門、今の山口県の農家では、楮(こうぞ)をつくって紙をすき、米のかわりに年貢(ねんぐ)として殿様へ納めていたそうな。
冬の寒い山里での紙をさらす水仕事は、身をきられるようにつらいものだったが、その頃は夜鍋(よなべ)をかけても働かないと、暮らしていけなかったと。
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戦国(せんごく)のころ、青海島(おうみしま)に漁師を父にもつ、おしずという八つになる気だてのやさしい娘がいた。
ある日のこと、この島にきた一人のかりうどが子だぬきを生けどった。これを見たおしずは、かわいそうに思って、お父にせがんで、これを買ってもらい、うら山に逃がしてやった。子だぬきは、何度も何度も頭をさげて山おくの方へ消えた。
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むかし、むかし、あるところに姑(しゅうとめ)と嫁(よめ)とが一緒に暮らしていたそうな。
姑と嫁はたいそう仲が悪かったと。
姑は嫁のやることなすことすべて寸足らずに思えてならないし、嫁は嫁でこごと屋の姑とこの先ずうっとひとつ屋根の下に住んでおらにゃならんかと思うと、つらくてつらくて辛棒(しんぼう)出来んようになっていた。
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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。
語り:井上 瑤/平辻 朝子
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