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民話の部屋 ~語りを楽しむ昔話~

鹿児島県の昔話(全23話)

仏を焼いた狩人(ほとけをやいたかりゅうど)

仏を焼いた狩人(ほとけをやいたかりゅうど)

昔、ある山間(やまあい)に一軒(けん)の家があって、男と女房(にょうぼう)とは暮(く)らしていたと。 家の前の道、ときどき、猟師(りょうし)たちが猪(いのしし)だの熊(くま)だの獲物(えもの)を担(かつ)いで通ったと。

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わらしべ王子(わらしべおうじ)

わらしべ王子(わらしべおうじ)

むかし、琉球(りゅうきゅう)の那覇(なは)に、母と男の子とが二人で暮(く)らしてあったと。 男の子が七歳(さい)になったとき、母は死の病(やまい)にかかったそうな。

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烏と鷹(からすとたか)

烏と鷹(からすとたか)

むかしは染物(そめもの)をする店を普通(ふつう)は紺屋(こうや)と呼んだがの、このあたりでは紺屋(くや)と呼んどった。紺屋どんは遠い四国の徳(とく)島からくる藍玉(あいだま)で染物をするのですがの、そのやり方は、藍甕(がめ)に木綿(もめん)のかせ糸を漬(つ)けては引きあげ、キューとしぼってはバタバタとほぐしてやる。

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イッシャ(いっしゃ)

イッシャ(いっしゃ)

九州の南、奄美群島(あまみぐんとう)のひとつ、徳之島(とくのしま)の母間(ぼま)あたりの集落には、昔は夜になると、“イッシャ”という小(こ)んまい妖怪者(ようかいもん)が、犬田布岳(いぬたぶだけ)から下りて来たそうな。

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弥勒と釈迦(みろくとしゃか)

弥勒と釈迦(みろくとしゃか)

むかし、むかし、大昔。弥勒と釈迦のホトケが、『世の中』を奪う争いを起こして、どちらも譲らなかったそうな。争いは長いこと続いたと。

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隠れ里(かくれざと)

隠れ里(かくれざと)

“隠れ里”と聞いて、あなたは何を思い浮べますか?戦で敗けた落武者がひっそりと隠れ住む集落でしょうか。しかし、昔話での“隠れ里”はそれとは趣がちょっと違います。

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出世息子(しゅっせむすこ)

出世息子(しゅっせむすこ)

昔、あるところに夫婦者がおいやって、二人の間に男の子が出きんしゃった。その子は七ツ八ツになって使い事をよくするようになったが、親の言うことにそむいたことの無い子で、それが世間にも評判になった。

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百合若大臣(ゆりわかだいじん)

百合若大臣(ゆりわかだいじん)

昔、あるところに、それはそれは豪胆(ごうたん)な百合若大臣(ゆりわかだいじん)という武将(ぶしょう)があったと。百合若大臣は、ひとたび眠れば七日間も眠り続け、起きれば七日間も起き続けるという人であったと。

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山神と孝行息子(やまがみとこうこうむすこ)

山神と孝行息子(やまがみとこうこうむすこ)

むかしむかし、あるところにおっ母さんと息子とが居てあったと。息子は山で薪(たきぎ)を伐(き)っては町方へ売りに行き、親子二人その日その日を暮していたと。

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鼻のび糸巻(はなのびいとまき)

鼻のび糸巻(はなのびいとまき)

むかし、あるところに博奕(ばくち)の好きな男がおったと。今日も負ける、明日も負けるで、すっからかんになってしもたと。

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茶のはじまり(ちゃのはじまり)

茶のはじまり(ちゃのはじまり)

昔、大島のある村に、お茶というものが来た、というて、村中の老人、青年、女、子供、みんな浜に出て、味見をすることになったと。大きな釜(かま)を浜に据(…

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丹波の一時餅(たんばのいっときもち)

丹波の一時餅(たんばのいっときもち)

昔は丹波(たんば)の一時餅(いっときもち)というのを食べると、すぐ馬になる、という諺(ことわざ)があった。それにはこんな由来があるのだそうな。昔、あ…

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きつつきと雀(きつつきとすずめ)

きつつきと雀(きつつきとすずめ)

むかし、むかし。きつつきと雀は姉妹(しまい)だったそうな。あるとき、きつつきと雀は着物を織ろうとかせ糸を染めていたと。そしたらそこへ使いが来て、「親…

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鬼ガ島の目一(おにがしまのめいち)

鬼ガ島の目一(おにがしまのめいち)

むかし、ある村に両親にさきだたれた娘が一人で暮らしておった。あるとき、娘は山に椎(しい)の実を拾いに行った。その頃は鬼がいて、鬼ガ島から赤鬼がカゴを…

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猿の生肝(さるのいきぎも)

猿の生肝(さるのいきぎも)

昔、竜宮の神さまのひとり娘、乙姫(おとひめ)が病気になったので、法者(ほうじゃ)に占ってもらったと。法者はムニャラ、ムニャラ占いをやって、「この病気…

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籾とおしと天狗さま(もみとおしとてんぐさま)

籾とおしと天狗さま(もみとおしとてんぐさま)

網(あみ)の目や篩(ふるい)や笊(ざる)や籾(もみ)とおしのように、目のたくさんあるものをとおしては、ものを見てはいけないといわれています。幸(さち…

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かっぱと貝殻(かっぱとかいがら)

かっぱと貝殻(かっぱとかいがら)

かっぱはいたずら好きで、よく夜になると馬小屋にしのびこみ、馬がへとへとになるまで乗りこなすそうな。馬が疲れてくると、その馬の尻尾(しっぽ)をしばって…

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狐の倉(きつねのくら)

狐の倉(きつねのくら)

むかし、あるところにひとりの男がおったと。男が荒地(あれち)を畑にしようと掘り起こしていたら、鍬(くわ)が思いっきり石を叩(たた)いた。「しもうた」…

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死神の魂袋と扇(しにがみのたましいぶくろとおうぎ)

死神の魂袋と扇(しにがみのたましいぶくろとおうぎ)

むかし、あるところに病気でふせっている娘がおったと。娘の病気は日に日に重くなって、いよいよ今日死ぬか、明日死ぬかという日のこと、真夜中になって一人の…

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旅人馬(たびびとうま)

旅人馬(たびびとうま)

むかし、あるところに金持ちの子と貧乏人の子がおって、仲良くしておったと。あるとき、二人はそろって旅に出たそうな。いくがいくがいくと、見も知らぬ遠い村…

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目ひとつ五郎(めひとつごろう)

目ひとつ五郎(めひとつごろう)

むかし、ある船が都で荷を積んで船出したそうな。ところが、途中で風向きが変わって、船は、どんどん流されてしまったと。いく日も、いく日もかかって、やっと…

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猿の生き肝(さるのいきぎも)

猿の生き肝(さるのいきぎも)

むかし、竜宮浄土の乙姫さまが病気になられて、いっこうに治らないんだと。神様に見てもらったら、「猿の生き肝を食えばよくなる」と言われた。「ほうせば、だ…

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人影花(ひとかげばな)

人影花(ひとかげばな)

むかし、あるところに貧乏(びんぼう)な婿(むこ)どんがおって、いとしげな嫁ごと暮らしておったそうな。そのころはまだ鬼(おに)がおっての、ときどき里に…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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感動
「民話の部屋」の感想

いつも素敵な民話ありがとうございます。HPで聞ける朗読も楽しく聴いています。 小さい時からお電話で聞いていたものが今でも聞けることに感謝です。 どのお話もきちんと簡潔にまとめられているし、挿絵もぴったりの可愛さです。 更新頻度も早く、これが無料で読めていいのか…と非常に感動しています。 もし本などにまとめられる事があればぜひ購入させていただきたいですし、私の調べ不足でもし出された事があるのであれば購入できるページなどを教えていただければ幸いです。 いつも素晴らしいお話、大変に感謝です。お体に気を付けて、頑張ってくださいませ。( 30代 / 女性 )

楽しい
蛇聟入」の感想

民話の授業で蛇婿を選んで調べていたのですが、細かいことは忘れていたので思い出せてよかったです。堕胎の話だけではなくて、色々な型があるのでそちらも確認したいと思います。 これは苧環型というのだと思いますが、水乞型とこの型に大別されます。 見目麗しい蛇さんと結ばれてハッピーエンドになるのも少ないですがありました。 頑張って調べられたのは蛇さんのけしきがいいというお陰でした。この場を借りてお礼を……誰に? これは現実でいうと、別の村の男との婚姻を禁止する話かなぁとも『遠野物語』とあわせて最近思ったのですが、どうなのでしょう。 綺麗なおねーさんが出てくる昔話は多いですが、おにーさんが出てくるお話は体感的に少ないので、探して読んでみたいと思います。 最近フェミニズム批評を知り、男性キャラの発言だけに注目するのではなく、女性の口をつかって男性の考えを言わせていることがあるのではないか? と思い出したので、そういう点から昔話を見直してみても面白いと思います。 (イヤなやつの設定の女性なんだから、こういったイヤな行為をするのは当たり前か。。と思っていたのですが、そもそも何でその女性をそんな設定にした? というところを疑ってみるのは価値があると思いました)。 蛇婿は何を伝える話なのでしょうか。新しく解釈ができるようになりたいと思います。( 20代 )

怖い

ちょっと怖い話しも、暑い夏には良いですね。( 50代 / 男性 )

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驚き
梟とカラス」の感想

いくら何でも何で、 カラスやフクロウ になる。 ( 10歳未満 / 女性 )

驚き
「民話の部屋」の感想

肝試しと言うものが「なぜ子供を連れて行くのかなぁー」と思いました。( 10歳未満 / 女性 )

楽しい
河童の恩返し」の感想

もうちょっと… ハラハラ  したかったなー。( 10歳未満 / 女性 )

楽しい
梟とカラス」の感想

ニートはいずれフクロウになってしまうのか…(´・ω・`)( 20代 / 男性 )