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民話の部屋 ~語りを楽しむ昔話~

島根県の昔話(全13話)

たこと猿(たことさる)

たこと猿(たことさる)

とんと昔あったげな。 ある夏の日、海端(うみばた)でたこさんが海からはい上がって昼寝(ひるね)をしておったら、そこへ猿(さる)さんが出て来て、おいしそうなから思って、たこさんの足を一本食べてしまったと。

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炭焼き長者(すみやきちょうじゃ)

炭焼き長者(すみやきちょうじゃ)

むかし、ある山里に、ひとりの貧(まず)しい炭焼きの若者が住んでおったそうな。 なかなかの働き者で、朝から晩(ばん)まで真っ黒になって炭を焼いておったと。

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肝だめし(きもだめし)

肝だめし(きもだめし)

ある夏の夜のこと、十人近い子どもたちが肝だめしをやろうと大きなお寺の前に集った。 「なんだかお化けが出そうだなぁー」 「平気、平気、お化けなんか出るわけないよ」 「でも、やっぱり、こわいなぁー」子どもたちは、わいわいがやがやさわいでいた。

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若返りの水(わかがえりのみず)

若返りの水(わかがえりのみず)

とんと昔あったげな。 じいさんとばあさんがおったげな。 ある日のこと、じいさんが言うことにゃ、 「ばば、今日は天気もいいで、ちょっくら山奥までマキを取りに行くから、にぎりめしを焼いて焼きめしこしゃえてくれ」 そしたら、ばあさんは焼きめしをひとつ作ってくれたと。

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鳩合点(はとがてん)

鳩合点(はとがてん)

うぐいすが啼(な)く頃になりましたねえ。うぐいすはきれいな鳥で、ほんとに立派な巣うもこしらえるのよ。昔にね、うぐいすの巣うを鳩が見て、あんな立派な巣うをおれもこしらえられたらいいなあって。

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鍛冶屋の婆(かじやのばあ)

鍛冶屋の婆(かじやのばあ)

むかし、ある商人(あきんど)が山越(やまご)えしようとしているうちに、日が暮れてしまったと。山は何が出るか分からんので、大きな木の上に登って夜明けを…

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女の子と鬼のお面(おんなのことおにのおめん)

女の子と鬼のお面(おんなのことおにのおめん)

とんとん昔があったげな。あるところに九つ(ここのつ)になる女の子とお婆(ばあ)さんと二人おったげな。その女の子のお父さんやお母さんは亡(な)くなって…

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住持の夜遊び(じゅうじのよあそび)

住持の夜遊び(じゅうじのよあそび)

昔、ある山寺に住持と小僧さんとが住んであったと。お坊さんは、昔は女房を持つことが出来んかったので、里(さと)に、こっそりと女房をこしらえる人が多かっ…

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これ彦八、早よ話せ(これひこはち はよはなせ)

これ彦八、早よ話せ(これひこはち はよはなせ)

昔あるところに彦八がおった。彦八の近所に禅寺(でら)があった。茶菓子をめあてに、彦八はいつも遊びにいっていた。行くたびに和尚さんは、「彦八、珍しい話…

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大師講団子(たいしこうだんご)

大師講団子(たいしこうだんご)

むかし、あるところに一人の貧乏な婆さが暮らしておったと。ある冬の寒い晩に、婆さが囲炉裏端(いろりばた)で針仕事をしていたら、戸口をだれかが、ホトホト…

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犬頭絲(けんとうし)

犬頭絲(けんとうし)

むかし、むかし、あるところに一人の娘が住んでおった。娘はお蚕(かいこ)さんを飼(か)って、糸を取って暮らしを立てていたと。ある年のこと。お蚕さんが思…

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観音さま二つ(かんのんさまふたつ)

観音さま二つ(かんのんさまふたつ)

むかし、ある山奥に山姥(やまんば)が棲(す)んでおったと。山のふもとの村人が、山へ入って柴刈りや山菜採(さんさいと)りをしていると、どこからともなく…

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猿蟹ひとりぽっち(さるかにひとりぽっち)

猿蟹ひとりぽっち(さるかにひとりぽっち)

昔があったげな。ある山に猿(さる)がポツンとひとりでおったげな。海っ端(ぱた)にはカ二がポツンとひとりぽっちでおったげな。ある日猿はあんまりつまらな…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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感動
「民話の部屋」の感想

いつも素敵な民話ありがとうございます。HPで聞ける朗読も楽しく聴いています。 小さい時からお電話で聞いていたものが今でも聞けることに感謝です。 どのお話もきちんと簡潔にまとめられているし、挿絵もぴったりの可愛さです。 更新頻度も早く、これが無料で読めていいのか…と非常に感動しています。 もし本などにまとめられる事があればぜひ購入させていただきたいですし、私の調べ不足でもし出された事があるのであれば購入できるページなどを教えていただければ幸いです。 いつも素晴らしいお話、大変に感謝です。お体に気を付けて、頑張ってくださいませ。( 30代 / 女性 )

楽しい
蛇聟入」の感想

民話の授業で蛇婿を選んで調べていたのですが、細かいことは忘れていたので思い出せてよかったです。堕胎の話だけではなくて、色々な型があるのでそちらも確認したいと思います。 これは苧環型というのだと思いますが、水乞型とこの型に大別されます。 見目麗しい蛇さんと結ばれてハッピーエンドになるのも少ないですがありました。 頑張って調べられたのは蛇さんのけしきがいいというお陰でした。この場を借りてお礼を……誰に? これは現実でいうと、別の村の男との婚姻を禁止する話かなぁとも『遠野物語』とあわせて最近思ったのですが、どうなのでしょう。 綺麗なおねーさんが出てくる昔話は多いですが、おにーさんが出てくるお話は体感的に少ないので、探して読んでみたいと思います。 最近フェミニズム批評を知り、男性キャラの発言だけに注目するのではなく、女性の口をつかって男性の考えを言わせていることがあるのではないか? と思い出したので、そういう点から昔話を見直してみても面白いと思います。 (イヤなやつの設定の女性なんだから、こういったイヤな行為をするのは当たり前か。。と思っていたのですが、そもそも何でその女性をそんな設定にした? というところを疑ってみるのは価値があると思いました)。 蛇婿は何を伝える話なのでしょうか。新しく解釈ができるようになりたいと思います。( 20代 )

怖い

ちょっと怖い話しも、暑い夏には良いですね。( 50代 / 男性 )

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驚き
梟とカラス」の感想

いくら何でも何で、 カラスやフクロウ になる。 ( 10歳未満 / 女性 )

驚き
「民話の部屋」の感想

肝試しと言うものが「なぜ子供を連れて行くのかなぁー」と思いました。( 10歳未満 / 女性 )

楽しい
河童の恩返し」の感想

もうちょっと… ハラハラ  したかったなー。( 10歳未満 / 女性 )

楽しい
梟とカラス」の感想

ニートはいずれフクロウになってしまうのか…(´・ω・`)( 20代 / 男性 )